昨年の年末にふるさと納税を楽天経由でいくつか頼んでいたせいか、幸運にも楽天ポイントが2000ポイント程度貯まっていましたので、FIREに関する電子書籍を購入してみました。
本気でFIREをめざす人のための資産形成入門 30歳でセミリタイアした私の高配当・増配株投資法【電子書籍】[ 穂高唯希 ] - 楽天Kobo電子書籍ストア
著者の方は日本でのFIREムーブメントのパイオニアの方だそうです。
一通り読み通した感想として、後半の具体的な投資法の中身よりも、前半の
「そもそもなぜFIREを目指すのか?」という点が強く印象に残りました。
何時に起き、何時にどこに行き、何時まで何をし、
何時に帰り、そもそもどこに住むのか。
これらをすべて自分で決めたかった。
この言葉に強く共感しています。
読んでいて、自分自身の我の強さに気付かされました。
自分は人に遠慮しがちなタイプであると思いこんでいたのですが、
他人に自分をコントロールされたくない、という強い思いが自分の中にあったのだということを、今さらですがはっきりと認識しました。
著者の方は自身が勤めていた会社を「豚舎」と表現していました。
私が所属している組織は、「豚舎」とまでは思いませんが、他人を強くコントロールしたいタイプの人が組織の上部に居り、閉塞感のある組織になってしまったように感じています。
王様が裸であると言う事が許されず、「素晴らしいお召し物です!」と言うことを強要される。そのような組織になってしまったと感じています。
このような組織の雰囲気に、自由を求める自分が耐えられなくなってきていたのだ、と認識できました。
なぜ今の会社で働いているのか?
なぜその会社に入ろうと思ったのか?
本書の中での問いかけに、私には明確に答えられませんでした。
就職活動をしていた当時を思い返しても、「なんとなく安定していそうだったから」という理由しか思いつきませんでした。
そして、今自分が会社で働く理由は「生活費を稼ぐ手段を得るため」というものでしかありません。そうであるとしたら、生活費を賄う手段が他に出来てしまえば、もはや会社で働く理由は無くなります。
自分がなぜFIREを達成したいのかについて、新しい気付きを得ることができました。